SOLIDWORKSの使い方　～②応用シリーズ～　「とりあえず作れる」からもう一歩先の使い方講座

これらのステップは、SOLIDWORKSで機械コンポーネントを設計し、その設計プロセスを効率的に進めるためのガイドです。各ステップは、手動やテーブルを使用してコンフィギュレーションを作成し、アセンブリの図面、分解図、寸法値の管理、断面図や詳細図の作成など、設計プロセスの異なる側面をカバーしています。以下に、各ステップの要約と解説を示します。

1. アセンブリを効率的に作成

   • 手動でコンフィギュレーションを作成: 各部品を一つずつ手動で選択し、それらの部品間の接続や関係を指定します。
   • テーブルでコンフィギュレーションを作成: 部品のリストをテーブルに入力し、SOLIDWORKSが自動的にコンフィギュレーションを生成する機能を使用します。
   • パターン駆動構成部品パターン: 同じ或いは似たような部品を繰り返し使用する場合に便利です。
   • アセンブリで部品のコンフィギュレーションを使用: 既存のコンフィギュレーションや部品ライブラリを利用して、新しいアセンブリを作成します。

2. アセンブリで形状を評価

   • 質量特性の分析: 材料や厚みなどの質量特性を定義し、形状の評価を行います。
   • 干渉チェック: 部品間に重なっているかどうかを確認します。
   • 衝突検知: 競合があるかどうかを検出し、解決します。
   • 測定: 部品の寸法や位置などを計量します。

3. 分解図を作ろう

   • 分解図を作る: アセンブリを基本的な部品に分解することで、設計の理解を容易にします。
   • スマート分解ラインの挿入: SOLIDWORKSのツールを使用して、分解図を作成します。
   • 分解ラインスケッチ: 分解線が追跡するべき部品や面を指定します。

4. アセンブリの図面

   • 分解図のビュー: 分解図に対応するビューを作成します。
   • 部品表の作成: 各部品の情報を整理した表を作成します。
   • バルーンの挿入: アセンブリ内の部品間の接続点や重心などの重要なポイントを示すためにバルーンを使用します。

5. 寸法値の管理

   • 寸法のプロパティ: 部品の寸法や関連するデータを管理し、変更が簡単に行えるようにします。

6. 断面図や詳細図の作成

   • 断面図: 部品の内部構造や組み合わせを視覚的に表現します。
   • モデルビューとビューの整列: 異なる視点から同じモデルを見ることができるように、複数のビューを整列します。
   • 中心マーク: 断面図や詳細図内で重要なポイントや位置を明記します。

これらのステップは、SOLIDWORKSの強力な機能を活用して、機械コンポーネントの設計プロセスを効率的で正確に行うためのものです。各ステップは、プロジェクトの要件や設計の複雑さに応じてカスタマイズすることが可能です。